PDF/Aとは
PDF/Aは、間違いなく電子文書のための標準的な長期保存のソリューションとして地位を確立するでしょう。
PDF/Aは、2005年10月1日にISO規格として発行されて以来、世界征服に着手しています。
そのようなPDF/AのISO委員会に、PDF Tools AG社はスイスの代表として参加しています。
PDF Tools AG社が開発したPDF Toolsは、PDF/Aで扱うすべての問題についての、有能なコンタクトポイントです。
PDF Tools AG社及び株式会社トラスト・ソフトウェア・システム社は、このWebサイト上で皆様独自の質問(問題)への答えが見つからない場合にサポートいたします。
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PDF/Aについて
PDF/A-2 と PDF/A-3
はじめに
最初の規格の部分は、オリジナルのPDF1.4を基本としてルールの範囲が、
PDF文書の明確な視覚的再現を守るように、
表示と印刷技術から独立するように、
限られた視力を持つ人々でもPDF文書が使えるように、
策定されました。
2011年7月のISO規格PDF/A-2(ISO19005-2)に続いています。PDF/A-2規格は、後にPDFの新しいバージョン(PDF1.7以上)で可能になったことを様々な機能で拡張しています。
この拡張されたPDF規格は、もはやAdobeのPDFバージョンに基づいていません。しかし、ISO規格32000-1(PDF1.7)に基づいています。
ISO委員会は、2012年10月に規格の第三版(ISO19005-3)のをリリースしました。
正式タイトルは、次のとおりです:
Document management – Electronic document file format for long-term preservation – Part 3:
Use of ISO 32000-1 with support for embedded files ( PDF/A-3)
新しい規格は、PDF/A-2のようにISO32000-1(PDF1.7)に基づいています。
PDF/A-3規格はPDF/A-2と同様に、3つの適合グレードを定義します:
- PDF/A-3aはアクセシビリティに関したグレードです。
- PDF/A-3bは、視覚的整合性(例えば、文書を表示した場合の一貫性など)に関したグレードです。
- PDF/A-3uは、テキストの検索性とUnicodeテキスト(デジタルで作成したPDF文書や、光学式文字認識(OCR)を使用してスキャンして作成したPDF文書)のコピーを容易にしたグレードです。
PDF/A-2 と PDF/A-3 の違い
PDF/A-3には必要ですが物議を醸している変更がひとつだけ含まれています。
PDF/A-2はすでに添付データとしてPDF/A準拠文書の埋め込みを可能にしています。
しかしPDF/A-3では、初めて、埋め込むことが可能であればどのような形式のデータ(Excel、Word、HTML、CAD、XML形式のファイルなど)でも埋め込めるようになりました。
この改正は、PDF/A規格の背後にあるオリジナルのアイデアに矛盾していると、純粋主義者の専門家の間で意見されています。
しかし、様々な企業内の現実主義(製薬業界、銀行、金融セクターなど)は、オリジナルのファイルを変換したPDF/Aと一緒に維持することが必要という具体的な要望があります。
一緒にされるファイルは、“コレクション”を形成するようにコンパイルされます。
このような構造は、PDF/A-2の時代から知られています。
代表的な利用方法には、様々な形式で構成されたデータが添付された電子メールのアーカイブがあります。
この規格では、PDF/A準拠のビュワーでのみ表示することを保証します。
非準拠の埋め込みドキュメントのプレゼンテーションには、文書の形式をサポートしたツールの機能を分離されたアクションを介して実装されています。
どのPDF/A形式を使うべきか
PDF/A-3は、PDF/A規格に準拠していない文書の埋め込みを計画している場合だけに利用されるべきです。
それ以外の場合で、確かにPDF/A準拠以外の文書を埋め込まないのであれば、PDF/A-2の選択は正しいです。
PDF/A-2が提供する機能を必要としない場合は、PDF/A-1は十分に正しい選択です。
PDF/A-3の準拠ビューアですべてのPDF/A準拠ファイルを表示できるために、既存のアーカイブを移行する必要はありません。
結論
PDF/A-3はユーザーの重要な要件、すなわちPDF/A規格に準拠していないファイル形式を埋め込むオプション、を満たしています。
この改正が望ましいが、物議を醸しているので、PDF/A-2標準への唯一の変更のままです。
この改正は、望ましいけれども物議を醸していますので、PDF/A-2規格にすることも残されています。
ユーザーは純粋なPDF/Aコレクションと様々な規格が混在した規格を選択できます、それは“PDF/A-3”というラベルのおかげで区別することができます。
(記載の会社名および製品名は、各社の登録商標および商標です。)